肩の病気のこと


わたくし、肩の持病がありまして。。。

石灰沈着性肩腱炎っていうもので、肩の中の腱に石灰(カルシウム)が溜まる病気です。
2〜3年に一度炎症が発症します。

発症すると、それはそれは痛くて、先生に言わせると、「炎症を起こすと痛風のように
激烈に痛みます。偽痛風と呼ばれる場合もあります。」(朝日新聞に掲載)っていう
ことでして、ホント痛くて、何も考えられない、っていうか、「痛い」としか考えられ
ないんです。

今回これが土曜日に発症してしまい、その晩と日曜日の晩は、とにかく、寝るのにも
肩(今回は左肩)の下に枕をあてがって下がらないようにして、ウンウンうなりながら
夜を過ごすという状態。
月曜日に睡眠不足の頭で、会社に休むことを連絡していざ行きつけの整形外科へ。

もう何回も来ているお医者さんなので、「ン。今回は左肩?レントゲンとりましょう。
石灰が溜まっているんだと思うよ。」と診察もほどほどに、すくレントゲン。

レントゲンの写真を確認すると、くっきりと、上腕骨と鎖骨の角の上あたりに爪のさき
ほどの大きさの骨(カルシウムのかたまり)が写ってます。
(発症していないときは、レントゲンをとらないので、普段は、この骨みたいなのは
あるのか無いのか(自然に散っているのか?)わからないんです。)

で、レントゲンで確認したあと先生が、指で、「ここかな?」と肩の痛いところを探し
当てて、「ウー、痛っ。」とわたくしがうなったところで、その一番痛いところを
めがけて、注射を打ってくれます。

この注射は、あとで診療明細を見ると、ただ、麻酔、とだけ書かれています。

この気を失いそうになるくらい痛い注射を打ってもらうと、半日ほどして痛みが和らいで
来ます。


で、何とか月曜日の夜は睡眠をとることができたというわけです。
(実は火曜日・水曜日と出勤して、また、痛くなってしまって、木曜日にまた注射を
打ってもらいました。)


この病気20年前からなんですが、最初は症例が少なかったのか、東京の大きな病院
では、先生がインターンの人らを呼んで、見せものになってしまいました。


右肩にも、左肩にも現れて、原因がわからないんです。


昔は、日ごろから、肩を鍛えておいた方がいいのかも、と考えて、
スイミングに通ったり、ジムのマシン・トレーニングの講習を受けたり、ゴルフの
レッスンに通ったりと、いろいろやってみたのですが、まったく肩の病気には効果
ありません。
(ちょっと健康になったのは良かった)

食事などにも何も関係なく、とにかく、「体質です」とだけ言われています。


発症のタイミングも予測できなくてハラハラなんですが、アマオケの演奏会に重なった
ことはこれまでに無く、(リハーサルを休んだことはあります)、一生つきあって
いかなくてはならないみたいです。


2週間経って、今日は、ようやくチェロの練習を少しだけしました。ちょっと幸せ。