ラロのチェロコンチェルト第1楽章後半のレッスン


レッスン第25,26,27回目でラロのチェロコンチェルト第1楽後半を
見てもらいました。

レッスン第26回はデュポール#15の音取りができていなくて、音取りを
先生に付ききりで見てもらって、ラロはサーッと1回弾いただけ。
やっと第27回で中味を見てもらいました。


後半

142:141とテンポは同じ。音符の数に惑わされないで。

153〜156:ロストロさんのテープからメモ。
        目を瞑っていても、話をしながらでも、弾けるように!

157:23もそうだったが印刷のフィンガリングではなく0142で取りま
    した。

173〜188:美しいフレーズの中で、8分音符にアクセントがついている
    ところは、ちゃんとアクセントと聴いている人がわかるように弾く。
    特に、ボウイングで直前の2連符とスラーでつながっている8分音符
    のアクセントがぼやけてしまっているので注意。

211〜:あまり慎重にならないで、もうすこしスピード感を持って!
     全体的にもう少しスピードアップして。といわれます。
     が。。。それが難しい。

214:印刷のフィンガリングが23になっているのはおそらくA線で跳躍さ
    せたかったからでは?という話。
    私は親指3で取るようにしました。

219:今回の楽譜はすこしシンプルですが、多くの録音では219小節目も
    16分音符ぎっしりです。


スピード感には欠けるけどなんとか弾けるようになりました。うれしい。

今回の楽譜はシフさんのフィンガリングでしたが、指の置き換えが多いと思い
ました。


ラロの1楽章やっと終わり〜。11か月間も弾いてました。

ラロのチェロコンチェルト第1楽章前半のレッスン2回目


レッスン第24回は、ラロのチェロコンチェルト第1楽前半(1〜117小節目
まで)の2回目でした。


ラロのコンチェルトについては、以前、オケの先輩から借りたロストロポーヴ
ィチさんの公開レッスンのテープがありましたので、聞いて勉強しました。

まあなんて音大の学生さんというのは難しい曲を弾くもんだと思いました。

ロストロさん、1楽章の最後まで止めないんですね。その学生の演奏を。
ホントその録音の学生さんは上手だったです。


ロ「よく弾けてるのになぜあなたの前には楽譜があるのですか?」
学生「楽譜は私の友なのです」
ロ「よき友を持つためにたまに離れる必要がある」
なんて楽しいやり取りもありました。


同じような冒頭のフレーズが3回ある。これは前奏で、オケとの対峙。
1回目は、ふつうに平手打ち。
2回目は、少し気持ちを入れて、、平手打ちする。
3回目は、さらに気持ちを込めて。


さて、
私のレッスンはもちろん何度も止められてさらに細かい部分で指摘を受けます。

25:頭の音はキチンと鳴らす。開放弦でよい。

27:最後の音はGisではない。ナチュラル。

30:最後の音は短くならないように。

39、41:装飾音もキチンと鳴らすこと。

88:下降フレーズ。
89〜91:低い音。音を出すのが難しい曲です。アップボウでも抜かないで。

95:16分音符は弓を弦に置いてから弾くこと。アップボウでも鳴らすこと。

ラロのチェロコンチェルト第1楽章のレッスン


レッスン第23回の後半は、ラロのチェロコンチェルト第1楽章(1〜117小節目
まで)を見てもらいました。


初回なので(じゃなくていつものことですが)ゆっくり弾いていきます。

もちろん、序奏部分はlentoですが。

9〜:序奏部分。
  ヨーヨーマのCDを耳コピで行きました。

13:フィンガリングですが、印刷では、アウフタクトをC線で1の指で取って、
  13小節目頭の音をG線で2の指で取る、と書いてあります。

  まあ、なんとか、C線のハーモニクスを親指で取りに行けば良いので、
  できないことはないのですが。

  先生が言うのには、「そのフィンガリングは、プロが使う高い楽器でないと
  音が出ないですよ。」とのことですので、素直に従い、G線D線で取るフィンガ
  リングに即変更しました。

23:音を抜かないで。付点二分音符を2拍分ちゃんと弾いて。

46:2拍目の頭の音を感じてから駆け上がること。

58〜59:rit.のtempo

60:アクセントの音3つ>>>は同じ長さで。

78:最後の音、切って。

106:リズムを正確に。

108:音を間違えないで。

114:音を間違えないで。ナチュラルを忘れないで。


いろいろと指摘を受けました。が、「いいでしょう」と言って下さいました。


ハイドンの1楽章を初めて練習してた時よりラロの方が弾きやすいと感じました。
な〜んて。
もちろん、111〜117小節目はin tempoでなんか弾けないですけど。
やっぱり、弾きやすいなんて錯覚ですかね。


今回使っている楽譜は、またまた、ヘンレ版ですが、
フィンガリング&ボウイングが、ハインリッヒ・シフさんです。
先生は「良いチェリストですよ。」とおっしゃってます。
わたくしは、名前しか知らなかったです。

デュポール21のエチュード#14のレッスン


レッスン第23回ではラロのチェロコンチェルトとデュポール#14を見て
もらいました。

まず先にデュポールの方ですが、・・・
苦手な重音の曲です。

重音が苦手というのはどうやらわたくし決定的になってしまいました。

所属している弦楽アンサンブルの会で、レスピーギの「リュートのための古代舞曲
とアリア第3組曲」をやっているところなのですが、これの終曲の「パッサカリア
も重音の曲でして。
毎回、四苦八苦してます。。。。

アンサンブルの先生からも重音を弾くコツなどを教えてもらってはいるのですが。

もー、右手も左手もガチガチに力が入ってしまって。
ダメですねぇ。。。。


さてデュポール#14

20〜23、33〜39:ここの重音が全然ダメです。
  D線2の指とA線親指の3度で動くところが全く駄目ということ。

  先生の指摘を受けるどうのこうのではなく、弾けてません。

  一応解説しますと、
  A線とD線の重音で、音の進行が、A線側が半音・D線側が全音と動いたり、
  A線側が全音・D線側が半音と動いたり、しますので、当然、指の開き幅が
  変わるんですね。
  それがちゃんとできないんです。
  もう。ごっちゃになってしまって。

  左手がややこしいことをしているうちに、右手にも力がはいってしまい、
  弓を押さえつけてしまってるんです。


練習方法としては、とにかく正しい音で。
下の音を取って鳴らして、上の音を鳴らして、重音で鳴らして。
というセットで一音ずつゆっくり音取りをすること。

わからなくなったらピアノで確認すること。

37〜39:3度と、オクターブ、下の弦の音は下降していき上の弦の音は上昇
してゆくという音の進行あり、と、超難しいことをさせられます。

44〜58はシングルです。あー、らくちん。
59以降は主に前半の再現なので問題なし、と。(いや、前半が問題なのですが)


はー。
レッスン時間もう前半30分を超えてます。
疲れたー。

使用チェロ弦について


最近15年間でいろいろなチェロ弦を試してきました。
値段が高いのでいつもドキドキ。でも方向性は見えてきたので最近は
あまり失敗は無いかな?と思っています。


A:ラーセン、D:ラーセン、G:ヤーガー、C:ヤーガー
  弦楽器工房で、「この楽器では、ヤーガーはおとなしすぎるのでは」と
  言われました。
  この一言で私の弦探しの旅が始まってしまいました。

A:ラーセン、D:ラーセン、G:スピロコア、C:スピロコア
  G,Cのみスピロコアに変えてみました。
  定番の組み合わせではあります。
  悪くないですが、G,Cはパワー不足かなと思いました。
  スピロコア特有のジャリ感があります。このジャリ感、昔は嫌いでしたが今
  は何とも思いません。

A:オブリガート、D:ラーセン、G:スピロコア(ウォルフラム)、C:スピロコア(ウォルフラム)
  スピロコアのウォルフラムは、またも弦楽器工房のお勧めで買ってみました。
  重みがありドカーン!とした音が出ます。すごい。
  値段は高いですが納得。
  ジャリ感はあります。

A:オブリガート、D:オブリガート、G:スピロコア(ウォルフラム)、C:スピロコア(ウォルフラム)
  アマオケで一緒の、Vnコンマス氏のお勧めで、オブリガートを買いました。
  A,Dは、オブリガートがこれまでで一番良い、と思いました。
  艶と、音程感があるし。
  値段は高いです。

A:ゴールド、D:オブリガート、G:スピロコア(ウォルフラム)、C:スピロコア(ウォルフラム)
  試しにガットを買ってみました。
  寿命が短かった。

A:オブリガート、D:オブリガート、G:オブリガート、C:オブリガート
  オケのコンサートで、皇帝円舞曲、美しく青きドナウで光栄なことにチェロソロ
  部分を担当させてをやらせてもらうことになり、本番を1ヶ月後
  に控えたときに、全部オブリガートに買い換えました。
  音色の良さ、最高です。
  オブリガートもG,Cはタングステンですが、スピロコアのウォルフラムと比べ重みが
  無いと感じました。
  値段が高く、私にはもったいない組み合わせでした。

A:ヤーガー、D:ヤーガー、G:スピロコア、C:スピロコア
  ある別の弦楽器工房で、楽器のビビリ音の修理に出したときにこれ
  に変えました。
  これも定番の組み合わせ。
  学生時代はずっとこれでした。

A:ヘリコア、D:ヘリコア、G:ヘリコア、C:ヘリコア
  オケで、チェロの上手い先輩が使ってるのを聞いて、買いました。
  値段は安いです。
  音は私にとっては良くなかったです。
  いかにもスチール、鉄の弦、といった印象でした。楽器との相性ですね。
  先輩のチェロではいい低音が出てたのになー。

A:ベルカント、D:ベルカント、G:ヘリコア、C:ヘリコア
  A,Dのベルカントは反応が速く、良く鳴ります。
  気に入って3年近くも使用しました。さすがに寿命。

A:ベルカント、D:ベルカント、G:エヴァピラッツィ、C:エヴァピラッツィ
  A,Dはまたお気に入りのベルカントに。
  G,Cをエヴァピラッツィにしてみたのですが、ものすごく良いです。
  この低弦の影響でA,Dのベルカントもさらに響きが良くなった印象です。
  エヴァピラッツィは値段はとびきり高いですが、納得の一品です。

A:ベルカントゴールド、D:ベルカントゴールド、G:エヴァピラッツィ、C:エヴァピラッツィ
  A,Dをベルカントゴールドに変えました。
  ベルカントよりもマイルドな感じですが、良く鳴るには鳴ります。
  でも、ゴールドでなくて普通のベルカントでも良いと感じてます。

ハイドンのチェロコンチェルトのレッスン終了


チェロレッスン第22回。4年目に突入しました。

前回からなんと3ヶ月ぶり。(肩の故障やら、仕事の関係で、と言い訳ですが)

課題曲は1年8ヵ月もやってきたハイドンのチェロコン第1番。
今回でや〜っと終了しました。
第1楽章に8ヵ月、第2楽章に4ヵ月、第3楽章に8ヵ月掛かりました。

第3楽章の最後の課題は「スピードアップ」でした。
なんせ前回から3ヶ月も経ってるのでそれなりにはなってないといけなかった
のですが。。。。 頑張ったんですけどネェ。
一番遅い部分で、四分音符=78が限界でした。(聴いてられない遅さです)


今回最終回でなお指摘された事項は下記の通りでした。
(最後までキッチリやられてますー。)

44:スケールの音程が大事。

60:4拍目裏の前打音をはっきり弾くこと。

84:2拍目の♭を忘れないで!(1月に指摘されたことです)

110、114:スケールの音程。同一弦上で駈け上がるスケールの場合、
  後半の音程が難しいのでよく注意すること。

180、182:1拍目表の音をしっかりと鳴らすこと。
  (4月に指摘されたことです)

211:3連符は転ばないこと。

217〜220:音程に注意。


これにて一応ハイドンのレッスンは終了しましたが人前で3楽章を弾くのは
無理ですね。
いゃー大変な曲でしたヮ。

肩の病気のこと


わたくし、肩の持病がありまして。。。

石灰沈着性肩腱炎っていうもので、肩の中の腱に石灰(カルシウム)が溜まる病気です。
2〜3年に一度炎症が発症します。

発症すると、それはそれは痛くて、先生に言わせると、「炎症を起こすと痛風のように
激烈に痛みます。偽痛風と呼ばれる場合もあります。」(朝日新聞に掲載)っていう
ことでして、ホント痛くて、何も考えられない、っていうか、「痛い」としか考えられ
ないんです。

今回これが土曜日に発症してしまい、その晩と日曜日の晩は、とにかく、寝るのにも
肩(今回は左肩)の下に枕をあてがって下がらないようにして、ウンウンうなりながら
夜を過ごすという状態。
月曜日に睡眠不足の頭で、会社に休むことを連絡していざ行きつけの整形外科へ。

もう何回も来ているお医者さんなので、「ン。今回は左肩?レントゲンとりましょう。
石灰が溜まっているんだと思うよ。」と診察もほどほどに、すくレントゲン。

レントゲンの写真を確認すると、くっきりと、上腕骨と鎖骨の角の上あたりに爪のさき
ほどの大きさの骨(カルシウムのかたまり)が写ってます。
(発症していないときは、レントゲンをとらないので、普段は、この骨みたいなのは
あるのか無いのか(自然に散っているのか?)わからないんです。)

で、レントゲンで確認したあと先生が、指で、「ここかな?」と肩の痛いところを探し
当てて、「ウー、痛っ。」とわたくしがうなったところで、その一番痛いところを
めがけて、注射を打ってくれます。

この注射は、あとで診療明細を見ると、ただ、麻酔、とだけ書かれています。

この気を失いそうになるくらい痛い注射を打ってもらうと、半日ほどして痛みが和らいで
来ます。


で、何とか月曜日の夜は睡眠をとることができたというわけです。
(実は火曜日・水曜日と出勤して、また、痛くなってしまって、木曜日にまた注射を
打ってもらいました。)


この病気20年前からなんですが、最初は症例が少なかったのか、東京の大きな病院
では、先生がインターンの人らを呼んで、見せものになってしまいました。


右肩にも、左肩にも現れて、原因がわからないんです。


昔は、日ごろから、肩を鍛えておいた方がいいのかも、と考えて、
スイミングに通ったり、ジムのマシン・トレーニングの講習を受けたり、ゴルフの
レッスンに通ったりと、いろいろやってみたのですが、まったく肩の病気には効果
ありません。
(ちょっと健康になったのは良かった)

食事などにも何も関係なく、とにかく、「体質です」とだけ言われています。


発症のタイミングも予測できなくてハラハラなんですが、アマオケの演奏会に重なった
ことはこれまでに無く、(リハーサルを休んだことはあります)、一生つきあって
いかなくてはならないみたいです。


2週間経って、今日は、ようやくチェロの練習を少しだけしました。ちょっと幸せ。